エンジニアリングカンパニー 技術課 課長 嶋田 智久

エンジニアリングカンパニー
技術課 課長

嶋田 智久

1)お仕事の内容を聞かせてください

入社して一貫して「スプレードライヤ」の技術に従事しています。
社内では特異な社員でもありSDに関しては指折りの技術者になっていると自負しております。
装置の開発(特許も含む)、設計(機械および一部電気)、製造(組立)、据付(現場監督や現場指導など)、試運転立上げ、メンテナンスを行っています。

2)これまでの一番印象に残ったプロジェクトを聞かせてください

医薬品製造用スプレードライヤ生産機の案件です。
2008年6月から2009年5月まで担当し、設計、製造(日本)、現場指導(韓国)を行いました。
2005年にベルギー向け医薬品の少量噴霧乾燥機の設計や納入の実績があったことから、案件を任されることになりました。
ちょうど同じ時期に、韓国のお客様から問合せがあり、当社の実験設備で乾燥粉末化したものが評価を受けて受注に至りました。

現地では基本的に英語でコミュニケーションを行っていましたが、設計から装置立上げまで、さまざまな局面でコミュニケーション不足に起因する問題が発生。
そのたびに立ち止まって協議することもしばしばありました。
振り返ってみると技術不足や当社バリデーション書類の精度不良、文化の違いによる役務範囲の変更など、現地では常に、対応のための追加費用が発生するような難しい判断に迫られていたように思います。
しかし、日本語も英語も通じない環境で約6ヶ月、仕事も生活も含め経験できたことは、自分自身を大きく成長させてくれたと感じています。
今、進めている中国のプロジェクトも、言葉の壁や文化思想の違い、ビジネスこの経験の上に立っていると感じております。

*バリデーション(Validation)
構造設備や手順、工程が期待される結果を与えることを検証し、 これを文書化することによって、目的とする品質に適合する製品を恒常的に製造できることを目的とする。(GMP省令より)

3)藤崎グループの「エンジニアリング・パワー」を感じる部分、エピソードを聞かせてください

やっぱり私の担当である、スプレードライヤですね。
100年以上前からある技術ですが、後発メーカーでありながら微粒子の噴霧乾燥機といえば、海外でも当社の名前があがるようになりました。
しかし、この微粒化技術を存分に発揮できる搭載装置開発はまだ不十分であり、追いついておりません。

4)藤崎グループの基本スタンス「やってみる」「おもしろいことを追求」「チームワーク」などのエピソードをお聞かせください

お客様からのお声に応えようとする姿勢は代々受け継がれてきたDNAだと 思います。
これまでの製品ではお客様のリクエストに応えられない・・・
だったらゼロから作ろう! というのが藤崎グループのものづくりスピリットです。
また、装置に潜んでいる効率化を阻む問題を見つけ出し、解決していくエンジニア魂も私たちの財産だと思います。

5)これからチャレンジしたい領域、プロジェクトをお聞かせください

私が作るスプレードライヤは素材メーカーに販売していることもあり、社会の表舞台に現れることがほとんどない装置ですが、多くの人々のお役に立つ商材であり続けたい。
要求に応えられるエンジニアでありたい。
だけど、それよりも先に提案できるエンジニアでありたいとも思っています。
今年にノズルの特許を取得したのでスプレードライヤだけでなく新しい分野への挑戦ができればいいなと思います。

嶋田 智久

所属部署
エンジニアリングカンパニー 技術課

経歴

1998年4月入社

嶋田智久