プラント建設・カンパニー

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二号池太陽光発電所

水上の太陽光発電

農業用水池にパネルを浮かべて発電所にしたい

「農業用水池にパネルを浮かべて発電所にしたい。」
太陽光発電所の施工実績150MWを超えた頃、初めて水上発電所の引合を頂きました。
屋根・地上設置においてはそれなりの経験と実績があり、技術と品質に自信を持っていましたが、水上設置は経験がなく、1から勉強しながらの工事となりました。

水上設置には多くのメリットがあります。
日照を遮る建築物などの障害物が少ないこと、水面の冷却効果によりモジュールの発電効率が上がること、埃やゴミが少なくモジュールの表面が汚れにくいこと、伐採や除草などの造成工事が不要であることなど、太陽光発電所にとって好条件が揃っています。
また、発電所が遮蔽物となって水の熱蒸発を抑えたり、藻の発生を防ぎ、水質の維持につながることなどが期待され、ため池の環境を保つためにも良いものだと知りました。

池の水に悪影響を与えないよう、水に浮かぶフロート架台の基礎には、食品の包装にも使われる衛生基準を満たした発泡スチロールが使われています。
陸上でフロートを組み立て、少しずつ水上バイクで運んで連結させていくと次第に大きな浮島が出来上がりました。
不安定な水上での作業では、猛暑の中ライフジャケットを着て船酔いと戦った苦い思い出があります。
そうして完成した発電所を岸から眺めた時、空を映した水面に浮かぶ青いモジュールの美しさに感動したのを覚えています。

日本にはおよそ20万ヶ所のため池があるそうです。
ため池本来の機能を損なわず環境に配慮した水上発電所が、今後増えていくことを願います。

二号池太陽光発電所

所在地:兵庫県加古川市
出力規模:1,799kW
運転開始日:2015年9月

現場代理人:豊田一希